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papilloncat

思いつくままに書いていきます

あの夏

雨乞いしてた僕を嗤うように
カラカラの青空
熱中症に気をつけてください、だ
 
振り返った景色が汚れていって
滲んで頭が痛いな
水筒の蓋を外す
 
風船 括り付けられて 風になびいている
一つ舞い上がった 萎んで逆さまの空
 
君を受け容れて欲しくて
こんなにも僕は手一杯だ
名前を呼んでくれるだけで
嬉しくてはちきれそうだ
 
言葉越えた僕らが
どちらともなく崩れる
皮膚を中から揺るがす声が
一人のまま場所を取り合う
 
雨降り 走るバスに乗り損ねる
王様の声に逆らう今日も
僕をさます笑顔は無い
 
隅っこに潜む様に座る
部屋の外側で鳴り出した音
ヘッドホンが離せない
 
光芒 椅子一つ照らした 僕の内側で
諦めきれない 希望も日照りにあってるのに
 
僕を受け容れて欲しくて
幽霊船は静かに軋んでいる
浮かんでは消える君の声
外側に呪いを込めて
 
探して欲しい 見つけて欲しい
背中向けてばかりなのに
正義の雨 中庭の上
悲鳴をあげた 一人が願う
 
風船 括り付けられて 風になびいていた
音が止んだ時に どの君が座っているの
 
僕を受け容れて欲しくて
それなのに君も怯えて押し黙る
隘路の錯覚を抜け出そうとして
外側に祈りを込めた
 
泣きたくても泣けなくて
あの夏に置き去りになる
名前を呼んで欲しかったのに
虚しくてはちきれそうだ
 
言葉越えた想いが
虹の様な形をする
皮膚の中から揺るがす声が
救いのない唄を歌う